2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
個情委の追加ヒアリング資料のうち、板倉先生、曽我部先生、高木先生の資料について、重要だと思った部分を紹介し、青字で感想を書いていきます。ページ番号はPDFのページ番号です。 板倉先生 外国法令調査 「いわゆる「各国物」については,単に条文を比較…
2024年は、デジタル社会の実現に向けた政府の取り組みが本格化し、さらなる制度的変革への準備も進んだ年だったと感じています。本記事では、この変革期における日本のデジタル政策について、できるだけ相互の繋がりが分かる形で整理していきます。 サイバー…
情報ネットワーク法学会からの帰りの飛行機の中で「公正な採用選考の基本」について若干考えたので、雑駁ですが書いていきます。 職安法3条と憲法14条1項 職安法3条は憲法14条と同趣旨とされている(倉重=白石編・実務詳解職業安定法87頁)。そのため、「憲…
標記について、若干考えたことがあるので備忘として簡単に書き残しておきます。 SNSは新聞のようなメディアなのか、通信サービスのような伝送インフラなのかが問題とされてきた。これに関して、米国では現在、SNSがリベラルなコンテンツを優先していると主張…
標記について、若干考えたことがあるので備忘として簡単に書き残しておきます。 刑事裁判において、証拠には関連性が必要だとされている。この関連性は自然的関連性と法的関連性に分けられるとされてきており(現在揺らいでいるものの)、証拠が要証事実につ…
標記について、若干考えたことがあるので備忘として簡単に書き残しておきます。 総務省は、2000年代後半の通信・放送法制の見直し(平成22年放送法・電波法改正として結実した。)において、 EU法を参考に、 放送のハード・ソフト分離、コンテンツ・伝送イン…
標記について、若干考えたことがあるので備忘として簡単に書き残しておきます。 LINEのアルバム写真が流出した件について、総務省は通秘漏洩に当たるという前提で対応している。これについて、「アルバムは通信というよりは通信を使ったサービスであり、通信…